蘭奢待
2011/01/31(Mon)
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現在放映中のNHK大河ドラマ「
茶々、初、江の三姉妹が初めて香を体験するシーンがあると予告されていたので、
今まで放映された三話は見ていなかったのですが、昨夜は楽しみにドラマを見ました。
ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
母である市が、香木の香りを聞く娘たちに、好きな香りを見つけることが大切だと教えます。
香りに対する感性は、各々によって心への響き方が違うので、興味深いですね。

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江が信長より聞かせて頂き、気に入った香木「東大寺」は
正倉院宝物の名香「蘭奢待らんじゃたい」のことです。
甘・苦・辛・酸・鹹(かん)の五味を兼備し、十度繰り返して楽しめる“十返香とかえりこう”と
言われるほど、香りが高いそうです。
14世紀に足利義満が、蘭奢待を二方切りおとし、その約100年後に織田信長が、
さらに約300年後に明治天皇が、切りとられたそうです。
そのような行動は、時の権力者の示威行為でもあったのですね。

先日のレッスンでも、沈香、そしてその中でも最高級とされる伽羅の香りを皆様に聞いて頂きました。
200年~300年という長い年月をかけて熟成された自然の叡智の結晶である香木の香りは、
ロマンを秘めた馥郁たる香りを放っておりました。
いにしえより、日本人は自然の繊細な香りを愉しんできましたが、
美意識溢れる感性は、普遍の真理として受け続けられているのですね。

これからも、地球上の自然からの贈り物である様々な“香り”に出逢えると嬉しいです・・・☆

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