「大人の学び」 ~アンフルラージュから広がる世界~ |
2011/10/11(Tue)
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それはそれは心躍る香りに関する興味深いレッスンに参加させて頂きました。 先月、Atrie MichauさんのHPに偶然辿り着き、今回の企画を知り 「何て素敵なワークショップを行ってられるのだろう♪」と、 すぐにお申込みさせて頂きました。 HP、ブログで伝えてらっしゃるメッセージが、心響くことばかりで、 主宰者である鞍田さんにお目にかかれることを大変楽しみにしていたのですが、 心から楽しく満足するひと時を過ごさせて頂きました。 大阪・靭公園まで足を運び、本当に良かったです。 レッスンを終えてから、昨夜金澤に戻るまで、何度「あ~楽しかった♪♪」と 家族に口にしたか分かりません(笑) 今も幸せの余韻に浸っているのですが、 この度参加させて頂いたレッスンの様子をご紹介させて頂きますね。 (アトリエミショーさんのブログでも、早速当日の楽しい様子をご紹介下さっています。 →★★★) アンフルラージュ(Enfleurage)・・・ 18世紀末頃から南フランスのグラースで行われてきた精油の抽出方法で、 木枠に板ガラスをはめた窓枠のような道具(シャシー)を使って行われます。 油脂吸着法とも呼ばれる古典的な抽出方法です。 主にジャスミンなど熱に弱い精油の抽出に用いられますが、 大変手間のかかる作業ですので現在では、行われていません。 アンフルラージュ法はアロマテラピーの教科書や、 映画「パフューム」で見たことはありますが、 アトリエミショーさんでは、アンフルラージュの世界を紐解きながら、 実際に体験させて頂けるのです。 何て、心ときめくレッスンをお届けされているのでしょう♪♪ 「大人の学び」 ~アンフルラージュから広がる世界~ のレッスンでは、 毎回趣向を凝らしてゲストの方をお迎えされているそうなのですが、 今回の特別ゲストは、料理研究家の堀田祐介さんでした。 生産者と消費者を繋ぐ食の活動に取り組む他、農から食を考え、 種から野菜を育てるミーツファームを耕作中で、子供たちに食育を行ってられます。 「食べることは生きること、生きることは暮らすこと」をコンセプトに活動されているのですが、 堀田さんがお話になられた、 その時その場所でしか味わえない「一期一会の食」・・・というお言葉が心に響きました。 堀田さんのブログはこちら→★★★ レッスンでは、薔薇のコンフィチュールの作り方、 また薔薇を使ったお料理の作り方を教えて頂きました。 今回使用された薔薇は「イントゥリーグ」という品種なのですが、 様々な薔薇を試食された結果、食するにはこちらのものが適したそうです。 市販の切り花には、農薬がかかっているので食すことは出来ませんが、 ご用意下さった完全無農薬の薔薇ですので、安心です☆ 鯛と薔薇のヴァプール ロールケーキ仕立て 深紅のブールブランソース 堀田さんとスタッフの方の見事な連携プレーで、 何とも優雅な一品が出来上がりました♪ 「鯛と薔薇がこんなに相性が良いなんて!」と驚きで、 同じテーブルの方々と「ワインが欲しいですね~♪」と感激しながら頂きました。 鯛と薔薇のマリアージュ・・・最高です♪ 試食タイムの後は、テーブルの皆さんとご一緒にコンフィチュール作り♪ もう気分は、ふんわり酔いしれているので、 薔薇を洗い、花びらを外すところからキャ~キャ~言いながら、楽しく作らせて頂きました。 「薔薇づくしで感激~♪」と歓声沸きあがり高揚感いっぱいです(笑) 出来上がったコンフィチュールは、お洒落なラベルの瓶に詰めて下さり、 また堀田さんが作って下さった薔薇のビネガーもお土産に頂きました。 アトリエミショーさんオリジナルのお洒落なレシピや、手ぬぐいもプレゼントして下さり、 こんなにして頂き恐縮ですが、本当にありがとうございます。 実家にて手ぬぐいを家族に見せると、「額に入れて飾っておいたら?」と言われましたよ♪ 調理実習の後は、鞍田さんによるアンフルラージュ法のレッスン。 アンフルラージュの歴史や方法のお話、 また水仙、金木犀、ジャスミン等のお花や、 バニラ、スターアニス、ジューンベリー等スパイスの香りを 実際にアンフルラージュ法で抽出されたものを香らせて頂きました。 その時生きた花や植物の香りを留めるって素敵ですよね♪ これから、精油の種類がないお花などでも、好きなお花があれば、 アンフルラージュ法で香りを抽出しますね。 レッスンでは、数種類の薔薇の中からアンフルラージュ法で香りを移したシアバターを プレゼントして下さったのですが、 私は、「ブルーパフューム」という薔薇の香りが気に入り、選ばせて頂きました。 ほんのり紫がかった薔薇で、妖艶さ色気を感じました(笑) そしてそして、今回のレッスンで私が薔薇と同じく逢えるのを、 指折り数え大変楽しみにしていたのが、「藤袴」です。 これだけの薔薇に関する充実の内容のレッスンの案内を知り、 ピピピと来てお申込みさせて頂いたのですが、 その後、ブログにて藤袴の花もレッスンにお持ち下さるとのご案内が!! 秋の七草である藤袴の花ですが、原種は、絶滅危惧種であり大変貴重なものとのこと。 源氏物語にも詠まれた1000年のいにしえの香り・・・ 想いを馳せながら藤袴の香りを聞かせて頂きました。 同じ野の露にやつるる藤袴 あはれはかけよかごとばかりも 夕霧が玉鬘のもとを藤袴の花枝を手に訪れ、求愛の歌を詠むワンシーン・・・ 藤袴について調べていて見つけた、こちらの絵をレッスンに持っていき、 先生や皆さんにも見て頂いたのですが「ロマンチック~~♪♪」とまたまた盛り上がりました(笑) 平安時代の人々も、香りを相手に対する心配り、また自己の演出に 日常生活の中に取り入れていたのですね。 雅でございます・・・(笑) いにしえより愛された藤袴のつつましやかな香り・・・ 持ち帰らせて頂き、只今熟成中で大事に見守っていますので、 また和のアロマテラピーレッスンで皆様に香りを愉しんで頂きますね。 鞍田さんのおかげで、素晴らしくタイムリーな京の和の香りとの出逢いに感謝です。 25日は東(あずま)の方々に香りを届けてきますね♪ それからもう一つ幸せのセレンディピティーが!! アトリエミショーさんのレッスンに参加させて頂いた翌日、 友人と本町のホテルで食事しました。 薔薇のコンフィチュールやビネガー、薔薇のポマードも持って行き、 楽しかったレッスンの様子をお話し、 また熟成中の藤袴の香りも持って行き、「千年の都の香り」を聞いてもらいました。 二人とも、薔薇と藤袴の香りにうっとりで、 「この花が藤袴の花なんだね。」と一緒に感激してくれたり、 また芸術肌の友人は、「今藤袴の香りから、インスピレーションが湧いたわ♪」と 手帳にデッサンをしたり・・・ そんな愉しい時間を過ごし、ホテルを後にしたのですが・・・ ホテル横に京都の香老舗松栄堂さんがオープンされているのを見つけました。 友人達を誘い、松栄堂さんに着くと・・・ 何と!!玄関に藤袴の花が飾られていました。 「や~ん。また逢えた~~~♪♪」と私の歓びは最高潮に(笑) 店内にも藤袴が飾られてあり、店員さんにも藤袴について色々お話を伺いました。 松栄堂さんは、希少植物の保護育成活動をされており藤袴は京都・大原で育てられているそうです。 藤袴のアンフルラージュも、またまた手ぬぐいを開けて皆さんに御見せ致しました☆ 写真は、限定販売されていた藤袴の葉を可能なだけ刈取り香料として使用されているお香です♪ 「藤袴の香りを愉しもうと、断食もして嗅覚を研ぎ澄ませて これだけの心意気で来たから、逢えたんだね~。藤袴の花も、喜んでるね♪」と 大感動している私に友人達が優しい言葉をかけてくれました。 お世話になりましたアトリエミショー鞍田ご夫妻様、堀田祐介さん、スタッフの皆様、 温かく迎えて下さり、本当に中身の濃い充実のレッスンで香りの楽しみ方を学ばせて頂き、 ありがとうございました。心より感謝しています。 これからのレッスンも楽しみですね。 お忙しい毎日と思いますが、どうぞご自愛下さいね。 またご一緒させて頂いた皆様も、和気あいあい笑いの絶えない時間をありがとうございました。 レッスン後は、一緒にランチに行ったり、翌日はお勤めされている三宮の素敵なショップに 遊びに行かせて頂いたり、初めてお会いした方々ですが、 ごく自然体で一緒に過ごさせて頂き、嬉しかったです。 また皆様にお目にかかれますように。 香りが繋げてくれた御縁に感謝・・・ |