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船出
2011/01/09(Sun)
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寒中お見舞い申し上げます。
皆様におかれましては、佳き年となりますようご祈念申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昨日、つば甚さまにて開催させて頂きました和のアロマテラピーレッスンが
お陰様で無事に終了致しました。
雪が降り続く金澤ですが、昨日はお天気にも恵まれ快晴で、
まさに新春の歓び感じる晴れの一日となりました。

皆様と五感で愉しませて頂いたレッスンの様子をご紹介させて頂きますね。

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つば甚さまのお玄関には大きな角松、しめ飾り、
また漆屏風の前には豪華なお花、鶴・亀が飾られ縁起が良く福が舞い込むしつらいがされております。
まずはお玄関にて受付を済まされた方より、お茶席にご案内致しました。
お玄関には、柚子のアロマオイルで香りを漂わせて・・・

お茶席では、お一人づつ掛け軸、お花、香合とお床拝見して頂きました。
お床の香炉は、昨年京都の銀閣寺が修復された際、
その銀閣寺の古木にて作られた船の形をした香合です。
「皆様の今年一年の幸せの船出を願いまして・・・」と女将がお話下さいました。
掛け軸、また他の香合も、とても古い時代のものだそうです。

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こちらは、金沢の伝統工芸である九谷焼の香炉で、
人間国宝の三代目徳田八十吉先生のお作品だそうです。
美しいものを目に触れさせて頂くと、心が豊かになりますね。

上生菓子は、金澤の名菓「吉はし」さんの花びら餅をご用意頂きました。
金澤は和菓子が充実していますが、吉はしさんの和菓子は、店頭販売されておらず、
料亭やお茶席にて頂ける貴重なお菓子だそうです。

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こちらは、本席に飾って頂いたお料理を盛るための香合の数々です。
季節感溢れる、おめでたい美意識溢れる和のお道具・・・
愛らしく上品で素晴らしいですね。
これだけの香合を一同に会して拝見させて頂く機会は、なかなか無く
江戸時代より続くつば甚さまこその貴重な経験をさせて頂き心より感謝です。

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その後、本席にて、和のアロマテラピーレッスンをさせて頂きました。
いにしえより、日本人は香りを愉しみ、また独自の香りの文化を育んで参りました。
595年に淡路島に沈香の香木が流れ着いたことより香の文化が始まります。
続く平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代・・・そして現代と
それぞれの時代を彩る香りの文化をお話させて頂きました。

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そして香木である伽羅、沈香、白檀の身体に対する効用をご説明した後、
それぞれの聞香(もんこう)体験をして頂きました。
沈香や伽羅は200~300年という長い長い年月をかけて出来た、自然の叡智の結晶です。
自然からのおくりもの・・・皆様と心を静めて香りを聞かせて頂きました。
写真右上は平安時代から楽しまれている練香ですが、
新春ですので、「梅花」という香りをご用意させて頂きました。
お船の香炉の中にも入れさせて頂いたのですが、とても優しい香りで、気持ちが安らぎます。
白檀の木片、また白檀(サンダルウッド)の精油の香りもお愉しみ頂きました。
木片の丸い穴は、お数珠を作る時に開けた穴だそうです。

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聞香の方法をご説明させて頂いた後、
「香りは、もの言わぬ表現者です。どうぞ香りからのメッセージを、ゆったりと心で聞いて下さい。
そして香りを身体の隅々に届けて下さいね。」とお伝えさせて頂きました。
皆様、ゆったりと香りを聞いてらっしゃいました。

白檀の香りが苦手だと仰る方も、たまにいらっしゃるのですが、
まれに安価なお扇子などには、人工の香りを足していることもあるそうです。
エッセンシャルオイルと同じで、やはり100%ナチュラルな香りは、身体に優しいですね。
インドのマイソール産の白檀が最高級のものとされていますが、
この度のレッスンでは、こちらのものをお愉しみ頂きました。
今まで苦手に思っていらした方々も、良い香りですね~と嬉しそうにお話下さいました。

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それから、白檀末、柚子のアロマオイルを用いて、匂い袋を皆様に作成して頂きました。
日本人に馴染み深い柚子の香り・・・皆様お喜びで、和んで頂けました。

そして自遊花人主宰広瀬由利子先生に、匂い袋を包む紙の折り方、
あわじ結びの結び方をご伝授頂きました。
あわじ結び・・・実際にお習いすると、左手の指を常に水引を押さえておく必要があり、
大作を作られる時には、どれだけの御苦労があるのだろうと想像致しました。
伝統の技を守られ、新しいスタイルをご提案されている先生の益々のご活躍をお祈りいたします。
この度は香りが結んでくれた御縁に感謝致します・・・

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レッスンを終えた後は、皆様でつば甚さまがご用意下さった見目麗しい新春の祝い膳を頂きました。
僭越ながら乾杯の音頭・・・実は私は人生で初めてとらせて頂きました。
お食事は下座で頂くつもりでしたが、
素晴らしい亀の間の、上座でお食事させて頂き、とても恐縮でした。
このように大勢の方々を前に、長時間お話させて頂くことは私にとって初めてに近い経験で、
普段は少人数で対話形式のレッスンをさせて頂いており、
今回は大勢の方々ですのでワンウェイトークにならざずを得ず、
レッスン途中に「私ばかりお話してしまいごめんなさいね。」と思わず言ってしましました。
言ってから、また恥ずかしくなりました☆

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金澤ではお正月には福梅というお菓子を頂くので、花びら餅を頂けるのはとても嬉しいです♪と
お話下さる方もいらっしゃいました。
私も久しぶりに頂きましたが、とても幸せに美味しく頂きました。

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こちらは昨日、つけさせて頂いた髪飾りです。
昨年末、広瀬先生のギャラリーを訪れさせて頂いた時に、気に入り求めさせて頂きました。
梅の小花がちりばめられたような、上品なデザインが魅力です。
水引はおめでたいものですので、身に着けて晴れ晴れとした気持ちで一日を過ごさせて頂きました。

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お茶席でのご挨拶の時に、涙ぐんで聞いて下さる方や、
「masami先生が今まで歩んできた人生が、活かされ凝縮されたレッスンですね。」と
お声がけ下さる方もいらして、ありがたくてありがたくて胸が熱くなりました。

私が大切に想う優しい方々に囲まれ本当に幸せです。
レッスンにお越し下さった皆様、また応援のメッセージを届けて下さった皆様、
皆様のおかげで、私の情熱をかける経験、胸が高鳴るひと時をさせて頂きました。
本当にありがとうございました。
経験こそ人生の財産だと思っております。
皆様からの幸せのおくりもの・・・心の引出しに大切にしまっておきますね。

この度は、多大なご尽力、ご協力を頂きました鍔正美さま、つば甚の皆様、
打ち合わせ通り完璧な事運び、またすばらしいおもてなしをありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

全ての出逢いに感謝・・・



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