聞香
2012/07/01(Sun)
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早いもので、文月に入りました。
今年の七夕は、夜空に輝く彦星、織姫を見つけることが出来るでしょうか?
皆が、日々健やかで幸せに過ごせますように・・・☆

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今日はこちら金澤では、しとしとと恵みの雨が降っております。
お花達を眺める、穏やかなひと時・・・
お世話になった方々を想い出しては、静かな心満たされる時間が流れています。

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先日、横浜レッスンにご参加下さったLilasさんが、
「香り」について深い洞察力を持ってブログでご紹介下さいました。
私も、なるほどと頷きながら拝読させて頂き、とても感銘を受けましたので、
こちらで皆様にもご紹介させて頂きますね。

◆ ◆ ◆

フレッシュで爽やかなもの、濃厚なもの、優しいふくよかな香りのもの・・・
その時の気分や体調、気候や場の雰囲気などによって「心地よい」と感じる香りは変わってくる・・・

香りは「きく」もの、と今回のレッスンでmasami先生がおっしゃっていましたが、
「きく」、には一般的な「聞く」以外にいろいろな意味がありますね。

効く:効き目がある、効果

利く:役に立つ、機能

聴く:身を入れて聞く

訊く:尋ねる

「ききざけ」を漢字変換するとすぐに「利き酒」とでてきますけれど・・・
「香りをきく」という時の「きく」はやっぱり「利く」なのでしょうか?
いろいろ考えていると、なんだかどれか1つというのではなくて
その時々の「香り」と自分との関わり方によってどの漢字も「有り」な気がしてきます♪

今回のmasami先生のレッスンでは、「心(精神、魂)と身体のバランス全体を整え
本来の自然治癒力を高めていく」というホリスティックアロマテラピーの考え方を
とても強く感じたのですが、「香りをきく」という言葉はまさにそれを表しているようですね^^

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「聞香」(もんこう)・・・香道の世界では、香りは聞くと表現致します。
この言葉は私がアロマテラピーに出逢う前に、
お世話になった御家流香道二十三代宗家、三條西公彦様より教えて頂きました。

香りを聞く・・・ということは、受け身ではなく能動的に心を落ち着け、
香りからのメッセージを心の耳をそばだてて聞くことです。
心を研ぎ澄まして臨む安らぎのひと時、また自分に向き合うひと時ですね。

御家元に教わった中で印象深い言葉があります。
「香の十得」と言われる香の効用を伝える漢文なのですが、ご紹介させて頂きますね。

        感格鬼神  感は鬼神に格(いた)る    (感覚が鬼や神のように研ぎ澄まされる)
        清淨心身  心身を清浄にす         (心身を清く浄化する )
        能除汚穢  よく汚穢(おわい)を除く    (穢(けが)れをとりのぞく )
        能覺睡眠  よく睡眠を覚ます        (眠気を覚ます)
        静中成友  静中に友と成る         (孤独感を拭う)
        塵裏偸間  塵裏に閑(ひま)をぬすむ    (忙しいときも和ませる )
        多而不厭  多くして厭(いと)わず      (多くあっても邪魔にならない)
        寡而為足  少なくて足れりと為す      (少なくても十分香りを放つ)
        久蔵不朽  久しく蔵(たくわ)えて朽ちず  (長い間保存しても朽ちない)
        常用無障  常に用いて障(さわり)無し   (常用しても無害)

香道とは、香りを通じて、精神を高めるものだと教わりましたが、
この香りの効用を端的に表した言葉の意味は、後にアロマテラピーを学び、
日常生活の中に取り入れ、実践する中で身を持って体感しました。
また色々なことに“気づき”、心の感度が以前より高くなったように思います。

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薬理学的には、アロマの自然の芳香成分が、大脳辺縁系を刺激することにより
幸せホルモンと言われるセロトニン(嫌な気持ちを抑制し幸せ感や安心感が得られる)や
ドーパミン(喜び、意欲を起こす)を分泌させます。
好きなアロマの香りを嗅ぐと、落ち着いたり、元気になるのはそのためなのですね。
けれど、、アロマが無くても幸せホルモンを分泌させる方法があります。
それは、口角を上げて笑うことです♪
逆に泣くことも大脳辺縁系を刺激するので、大いに泣き笑いましょうね。

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アロマテラピーで使用される精油には、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ペパーミント、
サンダルウッド(白檀)、ローズ、ラベンダー、レモングラス、ローズマリー、・・・etc
普段の生活で身近にあるものが多いので、
精油でなくても身近にある食べ物やお花などで様々な香りを楽しんで下さいね。
柚子湯や菖蒲湯に入ることも和のアロマテラピーですよね。

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それからLilasさんより、レッスンで作成したローズウォーターを使い切った後、
同じ容器でアロマ化粧水を作りたいのですが、使用可能ですか?とのご質問を頂きました。

私も普段アロマ化粧水のボトルは、無水アルコールで洗いリピートして使用しています。
ガラス瓶のものは煮沸消毒して頂いたり、または無水アルコールで洗ってお使い下さいね。
皆様も洗顔後に、冷蔵庫からアロマ化粧水を取り出し、シュッシュ♪と
スプレーして頂いているのを想像しては、嬉しくなっております☆

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こちらは、Lilasさんより頂戴した日本茶の詰め合わせです。
ラッピングや、一包ずつのデザインも愛らしくて・・・☆
いくつになっても、可愛いものを見ると心躍ります♪

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どれにしようか悩んだ結果、今日はやぶきた茶で出来た紅茶を、
金澤の烏骨鶏カステラと共に頂きました。
柔らかい紅茶の香りを聞きながら、ゆったり一服させて頂きました♪

Lilasさん、香りについて改めて考察するひと時を、ありがとうございました。

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